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海を渡ったニッポンの家具<br>-豪華絢爛仰天手仕事-

BOOKLET

海を渡ったニッポンの家具
-豪華絢爛仰天手仕事-

本体価格 1,800円(税抜き)
判型 A4判変型(210mm×205mm)
ページ数 80ページ
ISBN
978-4-86480-522‐3

2018年06月発行

展覧会

明治時代、輸出用として作られた家具。欧州のジャポニスム流行の波に乗り、陶磁器や七宝、金工品などとともに日本の伝統的な美術工芸品の一つとしてもてはやされた。高度な手技と欧米向けにアレンジされた過剰な装飾でキッチュにも見えるデザインは、当時の輸出家具の特徴と言えよう。他の工芸品と比べ、国内に現存品が少ない中、本書では、珠玉の工芸家具を、寄木細工、芝山象嵌、青貝細工、彫刻家具、仙台箪笥の5つに分け、技法や背景、見どころと併せて紹介する。何種類もの幾何学パターンで埋め尽くされた寄木細工の飾棚、蝶貝や象牙で花鳥や人物を細かくレリーフ状に盛り上げられた芝山象嵌の衝立、華やかに青貝細工が施されたエレガントな猫足付きのビューロー...。家具ならではのサイズ感とフォルムの面白さ、そして神業のような装飾など、これら一切を堪能させてくれる写真家・大西成明による図版満載の一冊。人間疎外になりがちな現代に、職人たちの手による豊穣な世界に触れていただきたい。



【巻頭論文】巻頭論文 「いま、なぜ輸出家具なのか」小泉和子(家具道具室内史学会会長)


【写真構成】寄木細工 6点(ライティングビューロー、飾棚、チェステーブルなど)/芝山象嵌 5点(飾棚、衝立、飾額など)/青貝細工 2点(ビューロー、手元箪笥)/仙台箪笥 1点/横浜彫刻家具 3点 (鏡台、洋箪笥)


【インタビュー】「輸出家具収集に賭ける思い(仮)」金子皓彦(日本輸出工芸研究会会長)


【論考】 「海外におけるジャポニスム家具」菅靖子(津田塾大学教授)/ 「幻の横浜彫刻家具を求めて」門田園子(お茶の水女子大学大学院博士後期課程在籍デザイン史専攻)/ 「仙台箪笥の輸出を巡る物語」庄子晃子(東北工業大学名誉教授)


撮影:大西成明


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